こんにちは、ようすけ(@yo_haus)です。
このブログでは、ヘーベルハウスの実際の住み心地や、家づくりのポイントなどを紹介しています。
近年は家づくりにおいて省エネルギー性が求められるようになり、どのハウスメーカーもこぞって高断熱化を進めています。
そんな中、大手ハウスメーカーであるヘーベルハウスはどの程度の断熱性能なのか気になる人も多いのではないかと思います。
とりわけ、インターネット上では「ヘーベルハウスは寒い」というウワサをよく目にします。
今回の記事では、ヘーベルハウスの断熱性能はどの程度なのか、また、2年間住んでみた僕がどのように感じているのか解説したいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
ヘーベルハウスの断熱性能はそこそこ高い(UA値0.5〜0.6)
ヘーベルハウスで建てた我が家のUA値は0.5。
エコ住宅の目安となるZEH(ゼロエネルギーハウス)基準であるUA値0.6を上回っているため、ヘーベルハウスはそこそこの断熱性能があると言えます。
窓の大きさ、壁の量などによって数値が変わってきますが、おおむねUA値0.5〜0.6がヘーベルハウスで建てる際の目安になりますね。
家を建てるなら知っておきたいUA(ユーエー)値とは
UA値というのは、ざっくりと言うと住宅からどれくらい熱が逃げやすいのかを表した数値です。
数値が低いほど熱が逃げにくく、高性能となります。
以下のイメージ図を見ていただくと、UA値0.5〜0.6程度であるヘーベルハウスは、住宅業界の中で「真ん中くらい」に位置してます。
UA値においては、以下が押さえておきたい重要な数値となっています。
- UA値 0.6
「ZEH(ゼッチ)= ネットゼロエネルギーハウス」 の基準となる数値。
現在、大手ハウスメーカーではこのZEH基準を満たすことが標準的です。
高断熱かと言われると微妙なレベルです。 - UA値 0.46
高断熱住宅の基準となりつつある「HEAT 20(G2)」を満たすレベルです。
「全館空調」を低コストで行う際に最低限必要になる断熱性能。
ヘーベルハウスで建てる際にも、間取りや窓の種類によってはUA値 0.46を下回ることも可能だと思います。
実際に2年住んでみた感想
まず我が家のデータから紹介します。
地域 | 東海地方(7地域) |
UA値 | 0.5 |
建物の大きさ | 90㎡ |
リビング位置 | 2階リビング |
窓の種類 | アルゴンガス入りLow-Eペアガラス |
1月の最低気温 | -2℃ 〜 3℃ほど |
空調機器 | エアコンのみ(床暖房なし) |
では、実際に2年間住んでみた感想は以下の通りです。
- 築浅の木造アパートからの引っ越しで、暖かく快適になった
(エアコンが効きやすくなった) - 2階リビングはエアコンのみで十分に暖かくなる
- 1階はほぼエアコンをつけないのでとても寒い(11℃〜14℃)
ヘーベルハウスに引っ越す前のアパートは築浅で、Low−Eペアガラスなどがきちんと採用されてました。
それでもエアコンだと底冷えするので石油ファンヒーターが手放せませんでしたね。
ヘーベルハウスへ引っ越し後は、エアコンのみで2階リビングは十分に暖かく、夜エアコンを消して翌朝に温度計を見ても14℃〜17℃程度に保たれており、明らかに快適になりました。
その反面、あまりエアコンを点けない1階はとても寒く、朝は11℃〜13℃、日中も14℃程。
床の冷たさもあいまって、「ヘーベルハウスで建ててよかったのか?」と自問することも。
真冬にエアコンを点けなければ寒くなるのは当然なのですが、それでも1階リビングだったら床暖房を検討していたかもしれません。
実際の光熱費
我が家の条件は以下の通りです。
- 夫婦2人暮らし
- 給湯、コンロはガス
- 人のいる場所だけエアコンをつける(24℃設定)
- 食洗機、洗濯機の乾燥機能を毎日使用
- 65インチテレビを1日5時間ほど使用
- 外出時、就寝時にはエアコンを消す
それでは、こちらが2021年の実際の光熱費です。
月 | 電気代 | ガス代 |
---|---|---|
1月 | 12,818円(493kWh) | 5,919円 |
2月 | 9,880円 (380kWh) | 5,228円 |
3月 | 7,722円 (297kWh) | 5,682円 |
4月 | 5,330円 (205kWh) | 5,321円 |
5月 | 5,382円 (207kWh) | 4,802円 |
6月 | 6,708円 (258kWh) | 4,173円 |
7月 | 10,452円(402kWh) | 2,287円 |
8月 | 10,374円(399kWh) | 2,267円 |
9月 | 6,396円 (246kWh) | 2,816円 |
10月 | 5,928円 (228kWh) | 3,212円 |
11月 | 6,162円 (237kWh) | 5,166円 |
12月 | 10,686円(411kWh) | 5,952円 |
年合計 | 97,812円(3762kWh) | 52,825円 |
- 年間光熱費は 約150,000円
- 月の平均は 12,500円
いかがでしょうか。
24時間全館空調を実現するのはかなり無理があるかもしれませんね。
いつか、実験的にエアコン2台を24時間稼働させて結果を追記するかもしれません。
家づくりって、まず何から始めればいいのかよく分かりませんよね。
そこで、ついつい近くの住宅展示場へ行ってしまいがちですが、ハッキリ言っておすすめ出来ません。
なぜなら
① オプションてんこ盛りの豪華なモデルハウス
② プロのセールスマンによる営業トーク
③ 期間限定のキャンペーン
などなど、展示場にはその気にさせる仕掛けがたくさん。
これでは冷静な判断など出来るはずがありません。
「タウンライフ家づくり」サイトを活用すれば、わざわざ展示場を訪れる必要もなく「無料」「一括」で見積りがもらえちゃいます。
気になる会社のプランを事前に揃えて、しっかりと比較・検討しておきましょう。