知っておきたいヘーベルハウスのデメリット7選【後悔ポイントは?】

ようすけ

こんにちは、ようすけ(@yo_haus)です。

このブログでは、ヘーベルハウスの実際の住み心地や、家づくりのポイントなどを紹介しています。

マイホーム購入で失敗したくない!

数千万円もの買い物をしたのに、後悔だらけ。そんなことになったら悔やんでも悔やみ切れないですよね。

なので、検討しているハウスメーカーのデメリットくらいは事前にしっかり把握しておきたいところ。

今回紹介するヘーベルハウスのデメリットは、僕自身が契約前に知っておきたかったことを忖度なしに書いています

ぜひ参考にして頂ければと思います。

 記事を書いている人

記事の内容

1. デザインや設備の自由度が低い

まずデメリットとして挙げられるのが、ヘーベルハウスは大手ハウスメーカーのため、「デザインや設備の自由度が低い」ことです。

どういうことかというと、ヘーベルハウスに限らず大手のハウスメーカーは1社あたり「年間で1〜4万棟」もの大量の住宅を建てています。

すると、使用する部品をバラバラに製造するよりも、決まった規格で工場でたくさん製造したほうがずっと効率もよくなり、コストも下げられますよね。

しかし、使う部品を規格化すれば、当然ですが融通が利きづらく自由度が低下してしまうというわけです。

自由度が低いと具体的にどうなるかというと

  • 同じような見た目になる
  • 天井などの高さが決まってくる
  • 設備や仕様をカタログから選んで決める

建築家に建ててもらうような完全自由設計ではないので、住宅やインテリアへ特別なこだわりがある人は注意が必要です。

言い換えれば、決められたものから選択していけば良いだけなので、家づくりに時間をかけられない人にとってはむしろメリットだとも言えますね。

ようすけ

造作家具やオプション設備で、今どきのおしゃれな空間を作ることはできますよ。

2. 外壁材はヘーベル板しか選べない

出典:旭化成ホームズ

ヘーベルハウスでは、外壁は「ヘーベル板」しか選択できません。

そもそも、ヘーベルハウスの名前の由来が、この「ヘーベル板」という軽量気泡コンクリートを外壁などに使用しているからです。

この軽量気泡コンクリートは「ALC」とも呼ばれ、軽石のように気泡の入ったコンクリート素材だとイメージしてもらえばOKです。

このヘーベル板は耐火性、防火性、強度など、建築物にもとめられる数多くの性能を高いレベルで満たしています。

つまり
「ヘーベルハウスで建てる」=「外壁材がヘーベル板になる」ということ。

ガルバリウムやタイルなどの外壁材を使用したい場合、ヘーベルハウスは候補から外れることになります。

3. ヘーベルハウスは大手メーカーなので坪単価が高い

大手ハウスメーカーの中でもヘーベルハウスの価格は高く、28坪の我が家は「総額3,000万円」「坪単価100万円以上」でした。

(オプション・諸経費など込み)

他の大手ハウスメーカーの坪単価の相場が80万円〜90万円なので、ヘーベルハウスは三井ホームなどと並ぶ高級住宅メーカーだと言えそうです。

ヘーベルハウスは

  • 大地震に耐えられるだけの強靭な基礎
  • ビルで使われるような丈夫な鉄骨
  • 耐火性に優れたヘーベル板

などなど、過剰とも言える耐久性能を確保するために、どうしても高額にならざるを得ないのではないかと思います。

4. 大手ハウスメーカーの中では「少し寒い」

断熱性能は大手ハウスメーカーの中では「少し寒い」部類だと思います。

とはいえ、建売りやローコストメーカーで建てるよりは暖かい。

2019年に建てた我が家の「UA値」は0.5でした。

Googleでヘーベルハウスについて検索すると、「寒い」という内容がいくつも出てきます。

それもそのはず、2016年までは断熱材が薄く、実際に寒かった住宅メーカーです。

高性能な「ネオマフォーム」という断熱材が使われているにもかかわらず、「厚みがわずか25mm」と薄すぎた為、実際に建てた人から寒いと口コミが広がってしまったワケですね。

ネオマフォーム
引用元:旭化成建材

しかしその後、2017年にヘーベルハウスの断熱への取り組みが改善されました。

薄かった断熱材の厚みを増すことにより、他の大手ハウスメーカーに目劣りしない性能に。

  • 断熱材の厚さが25mm→45mm
  • 1階床の断熱材の厚さ 20mm→60mm
  • 標準でZEH性能をクリア
    (UA値0.6以下)

そんな我が家は2019年に建築しましたので、断熱性能が改善された仕様となっています。

実際のところ、寒いのかというと…

ようすけ

2階のリビングはそこそこ暖かい
・人がいない1階は寒い

といった感じです。

実際のところ、新居に住んでみて人が寒さをどう感じるかって、今までに住んできた環境によることが大きいです。

僕は2015年築の「大東建託」の木造アパートからの引っ越しでした。

Low-Eガラスなどが採用されている比較的新しいアパートからの引っ越しだったのですが、ヘーベルハウスの方が暖かい印象。

これが高気密のマンションなどからの引っ越しであれば、逆に寒く感じていたかもしれませんね。

5. 値引きがなかった

我が家では見積り金額からの値引きはありませんでした

ただし

  • 太陽光パネル5.5kw(120万円相当)
  • リビングのフローリング素材をグレードアップ(30万円相当)
  • エアコン2台(30万円相当)

などをサービスしてくれました。

ヘーベルハウスは値引きよりも、オプションのサービスで対応する傾向があるようです。

6. キャンペーンを提示して、短期間で契約を取ろうとする

ヘーベルハウスの営業の仕方で、かなり印象が悪かったことがあります。

それは、キャンペーンをちらつかせて、1ヶ月程度の短期間で請負契約を結ばせようとしたこと

初めてヘーベルハウスの展示場へ行くと、担当についた営業さんに数時間にわたり色々とヘーベルハウスの良いところを説明してくれます。

そして、話をすすめて行くと「今だけこんなキャンペーンやってます」と紙を差し出されます

例:「ヘーベル ◯◯◯ ◯◯◯ 記念」

○月○日までに成約いただける方に特別仕様で提供させていただきます

さらに、「月末までに契約しないと、このキャンペーンはなくなるかもしれない」と言ってくるのです。

せっかく、自分のペースで色々な住宅メーカーを見てから検討したいと思ってるのに、これではじっくり決めることなんて出来ませんね。

ちょっと不信感が湧いてきます。

ちなみに、僕の場合は月をまたいでもキャンペーンは適用されました。
(もちろん保証は出来ませんが)

そしてもちろん、ヘーベルハウスのキャンペーン商法をライバルメーカーはよく知っているので、

○水ハウスさん

えー!?
ヘーベルさんはそんな営業の仕方するんですね!

うちは急かしたリはしませんよ。
ゆっくり決めてくださいね。

という感じで、ネタとして使われていたりもします。
冷静になって、焦らずゆっくりとハウスメーカーを決めたいですね。

7. カタログから選べる設備の見た目がイマイチ

契約後に「エクステリア編」と「インテリア編」の2冊のカタログがもらえます。
(契約前にもらえた方は教えてください)

このカタログの中身がちょっと問題あり。

キッチン、洗面などは「LIXIL」「Panasonic」「TOTO」など提携の会社の設備から選ぶのでそんなに問題はないのですが…。

  • 玄関ドア
  • 玄関収納
  • ドアなどの「建具(たてぐ)

これらがビミョーにダサいです。
どことなく昭和臭がするというか。

わが家も下駄箱がちょっとダサいのが後悔ポイント。

ヘーベルさん、ここは要改善だと思います。

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